汚れが付きにくい超低汚染性の塗料で、モルタル・サイディングボードと既存下地を選ばず塗る事が出来ます。特に密着性に関して言いますと他の塗料に比べ群を抜いています。
劣化促進機「ウェザーメーター(キセノンランプ)」の照射時間に対する光 沢の保持率により耐候性の分類をしています。光沢保持率80%以上が 2500時間以上のものを「耐候形1種」、1200時間以上ものを「耐候形2種」、 600時間以上のものを「耐候形3種」としています。DANシリコンセラは「耐 候形1種」に相当する結果を示し、特に耐候性にすぐれた塗料といえます。
専用の実験装置を用いて塗膜を引っ張り、伸張性を測定します。 DANシリコンセラRでは、室温20℃の場合の伸び率が400%(JIS A 6909 規格…120%以上)、-10℃の場合でも伸び率が32%(同…20%以上)と、 高い伸び率を示しています。
※弾性塗料は、塗膜が伸びることによりクラック追随性を有しますが、地震・台風・軟弱地盤など予想を越えた 震動、従来の壁と違った特殊構造(特殊な力)などにより、本来のクラック追随性を発揮できない場合があります。
屋外にで塗板を暴露し、雨筋状のよごれのつく程度を目視により測定します。試験開始6ヶ月後では従来型塗料と比べて雨筋状のよごれは少ないことがわかります。
雨垂れによる汚染などを防止するためには、塗膜表面が水に馴染むような性質であることが重要です。カーボンなどの 汚染物質には油の性質があり、塗膜表面も水をはじくような油の性質(親油性) を持っていると、汚染物質が表面に耐に付着しやすくなります。しかし塗膜表面に水に馴染むような性質(親油性)があると、油の性質の汚染物質は付着しにくく、降雨時の雨水が汚染物質を一緒に流してしまいます。
試料となる塗膜と培養した菌類をシャーレ皿の中に入れ、一定条件・期間培 養し、試料の表面に生じた菌糸の発育状態を肉眼で調べます。 試料に菌糸の発育が認められなければ「0」、菌糸が認められるが発育部分 が全面積の1/3を超えなければ「1」、菌糸の発育部分が全面積の1/3を超え ると「2」とすると、DANシリコンセラは最も防かび性の高い「0」と判断できま す。
この規格では、標準の塗膜状態で100g/㎡・24h以上の透湿性があることと していますが、DANシリコンセラは120g/㎡・24hの数値を示しています。
DANシリコンセラの塗膜には無数の微細な空隙があり、その空隙より小 さい水蒸気は塗膜を通過することができますが、空隙より大きい水滴は 空隙を透過できません。